2022/03/28
岡山大学経済学部 日高ゼミ所属のチーム「キラリアス」が送る、旅なかと旅あとをつなぐ「日常の延長旅」。旅での体験を旅行後の暮らしに取り入れて、日々をもっと素敵にしてほしいという願いを込めています。
後編の舞台は、「アートの島」として呼び声が高い「直島」。国内外からアートを楽しむために直島を訪れる人が多いのですが、アートだけに目を奪われていてはもったいない!
島ならではの余白ある時間や、穏やかで美しい瀬戸内の自然、島を愛する人々など、訪れてみなければ分からなかった直島の魅力を、たっぷりお届けします。
1日目の岡山編はこちらから。
【喫茶キンバリー】地元に愛されるカフェで過ごす、瀬戸内の朝。
2日目の朝ごはんはuno nido近くにある喫茶キンバリーで頂きます。自然光が差し込み、キンバリーオリジナルのコーヒーと焼きたてのトーストの香りが広がる居心地の良い空間で 、自家製のサンドイッチとトーストに合うコーヒーを片手に朝の団らんを過ごせます 。
朝7時からオープンしているので朝活にもオススメ。オーナーのハルさんは岡山・玉野を盛り上げる活動をしていらっしゃるので、話を聞いてみると岡山や玉野について思いがけない発見があるかもしれません。
〈spot data〉
喫茶キンバリー
岡山県玉野市築港1丁目4-16
TEL : 080-3553-2002
https://www.instagram.com/kissa_kimberley/
【直島】直島を囲む穏やかな自然。 島民の暮らしが垣間見える本村エリアを散策。
宇野港から直島までフェリーに乗って20分、太陽に照らされてキラキラと輝く穏やかな瀬戸内海に心が癒されます。
【地中美術館】自然とアートと私が対話する場所。
(地中美術館 写真:藤塚光政)
続いて、直島に来たらぜひ訪れてほしいのが地中美術館です。美しい直島の景観を守るために、地下にありながらも自然光でのみ作品を鑑賞するように作られており、美術館そのものがアートになっています。
スケールの異なる作品を心や体で感じることができ、今までの『美術館』という概念が大きく変わります。
(地中カフェ 写真:清水健夫)
館内には大きな窓から瀬戸内海が望める地中カフェが併設されています。
美術館の余韻に浸りながら、一緒に訪れた友人やパートナーと感想を語って心の整理をして過ごすのにぴったりです。人によって視点も感じ方も異なるため、気づいたことを分かち合うことで新しい発見があるかもしれません。もちろん、一人でじっくりと感慨にひたるのもいいですよ。
〈spot data〉
地中美術館(予約制)
香川県香川郡直島町3449-1
TEL : 087-892-3755
https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
【Apron Café】ぬくもり溢れる空間で、素材そのものを味わう。
古民家が立ち並ぶ路地を進むと見えてくる、可愛い看板が目印のカフェ「Apron Café(エプロンカフェ)」。お店の中に入ると、店員さんが丁寧にメニューを説明してくれます。メインの料理と魚料理、どちらも美味しそうでなかなか選べないんですよね。
注文して料理を待つ間は、本棚に並べられた雑誌を読んでみると面白いですよ。大きな窓から日の光が入る明るい店内で、リラックスして過ごすことができます。
〈spot data〉
Apron Café(エプロンカフェ)
香川県香川郡直島町777
TEL : 087-892-3048
https://www.aproncafe-naoshima.com
【FRANCOiLE】丁寧でかっこいい。直島に移住してきた夫婦のこだわり溢れるカフェ。
二日間の旅の最後に訪れるのは、直島の本村エリアに佇む自家焙煎珈琲所「FRANCOiLE(フランコイル)」です。
ここは、東京から直島に移住してこられた川崎さんご夫婦の夢がいっぱいに詰まったお店。お店をはじめたきっかけは、奥さんが学生だった頃、直島のアートや自然の美しさに感銘を受けたこと。旦那さんの珈琲好きも講じて移住を決意し、2017年にお店がオープンしました。
「小さい焙煎機械だからこそ、丁寧な焙煎を心掛けています」と話す店主の川崎さん。焙煎前と焙煎後にハンドピックによる欠点豆の除去をし、豆を選りすぐっています。少しの変化が焙煎具合に影響するため、天気や気温、カッピングなどを細かく記録し、ベストな焙煎方法を日々試行錯誤しているそうです。
<spot data>
FRANCOiLE(フランコイル)
香川県香川郡直島町953-2
TEL : 090-4375-1979
https://www.francoile.com/