これは手放せない!『草s o 』店主・畑中美亜子さんの愛用品
2018/03/07
さまざまな方法で器の魅力を提案している『草s o 』店主・畑中美亜子さん。
前編では、私生活での器との付き合い方について伺いました。
(前編:感性を育む家族の食器棚|『草s o 』店主・畑中美亜子さん)
今回の記事では、畑中さんの愛用品について紹介します。
器は作家の個展で買うことが多いという畑中さん。
「手にしっくり馴染むもの」を直感で。土の温もりを感じる器が好み。
≪畑中さん教えて!≫
Q:器を選ぶ基準は?
A:毎日使いたいと思えるもの。洗いやすく、子どもでも使えるような丈夫さも大切。
Q:家 族の器 に、何か決まりごとはある?
A:飯碗と汁椀、おはしは「誰々の…」と決めています。各自、異なる色やかたちです。
Q:見つけると、思わず買ってしまうもの は?
A:作家さんの個展に行くとつい買ってしまう4寸皿。値段も手頃だし、思い出にも。
個展で購入した4 寸皿
作家さんの個展に行くとつい買ってしまう4寸皿。異なる作家でも、サイズをそろえて買うことで統一感が生まれる。手前より田谷直子さん作、額賀章夫さん作、郡司庸久・慶子さん夫妻作
市川孝さんのポット
「これが割れたらどうしよう……本当に困りますね」というほど惚れ込んでいる市川孝さん作のポットは『魯山』で購入。毎日やかんで番茶やほうじ茶を沸かし、このポットでたっぷりと飲む
松村英治さんの鉢
前回の記事のラタトゥイユを盛り付けているのがこの器。
「ほうれん草のおひたしや、キュウリとワカメの和え物など、家族4人の量の副菜を入れるのにちょうどいい大きさです」
古道具屋で購入した大皿
直径36cm、ずっしり重い骨董の大皿は、中央にぽつぽつと跡がある“石皿”と呼ばれるもの。
一度に大量の焼き物を窯で焼く際、見込み部分に石を並べて重ねた跡が残るそう
田谷直子さんの皿
「自分の店で定番で取り扱いさせてもらっているもの」という田谷直子さん作の皿。おかずの種類が多いときの取り皿としても重宝している、パスタや炒飯などにも使いやすい7寸皿
額賀章夫さんの深鉢
「改めて見てみるとうちは額賀さんの器が多い!」。美しい刷毛目の深鉢は、野菜、肉、厚揚げなど炒め物なら何でも似合うヘビーリピートの1枚。もちろんサラダや果物にも
郡司庸久・慶子さん夫妻の皿
鮮やかな野菜の色をビシッと引き締めてくれる渋い色の皿。サラダや焼き野菜、蒸し料理やカレーなど使い道も幅広い。「盛り皿だけでなく、銘々の皿としてもよく登場します」
いろいろなかたちの小鉢
長女の陽南子ちゃんが“お星様・お花・お月様のお皿”(手前より順に)と名前を付けて気に入っている小鉢は、それぞれ安藤政信さん作、矢尾板克則さん作、石川若彦さん作
お気に入りの器×いつもごはん
山口和宏さんのトレーに「米粉のケーキ」
ご自身が営むカフェのメニューでも人気だった米粉のケーキ。ふだん、藤本さんは地元の直販所で売っているブランド米“長狭米(ながさまい)”の米粉を使用。もっちりした食感が病みつきに。
【 作り方 】8×17cmの型1 台分
① ボウルに米粉100g とアーモンドパウダー25g、ベーキングパウダー小さじ1を入れ、よく混ぜ合わせておく。
② ドライいちぢく適量を刻んでおく。
③ 別のボウルに豆乳140gと菜種油40g、粗精糖50g、塩ひとつまみを入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
④ ①に ② 、 ③ を入れて混ぜ合わせる。
⑤ クッキングペーパーを敷いた型に入れ、140℃に熱したオーブンで50分焼く。