2018/01/26
これは見せるもの、これはしまうもの。
そんなふうに、ちょっと見せ方を工夫するだけで家の雰囲気も変わります。
柳沢小実さんの新しい自宅を訪ねて、収納のヒントを探ってきました。
今回は書斎について。柳沢さんの仕事が捗る空間づくりのコツとは?
旅、食、女性と暮らしなど、本をジャンル別に収納。
一部は面出しするなどゆとりをもって収納すると圧迫感が軽減。
仕事が忙しいときほど 部屋はきれいに
デスクがきれいだと仕事も捗る。
こまごました文房具類は「vitra」のツールボックスを使って整理整頓
普段、自宅で執筆することが多いという柳沢さん。
リビングからつながる小さな書斎は、光がほどよく差し込み、なんとも集中しやすそうな空間だ。
柳沢さんに仕事が捗る空間づくりのコツはあるのか聞いてみると、とにかく散らかさないことだと話してくれた。
「忙しかったり疲れている時は、気持ちが低空飛行になって部屋も散らかりがち。すると、ますます気持ちが落ちていってしまいます。だから本当は、忙しい時ほど部屋はきれいにしたほうがいい。でも、頭ではわかっていても今は片付けられないという時もありますよね。
そんな時はデスクの周りに物を仮置きできる場所を作るといいと思います。スツールの上など、少し不安定な場所がいいですね。積む量に上限があるので、あとでちゃんと片付けます(笑)」
一時的にでも物を逃すことで、机の上は常にきれいに。
心の余裕ができた時に片付ければ、無理なくきれいな空間を維持できる。
柳沢さんの、部屋を整える工夫はシンプルで、すぐにでも試せることばかり。頑張りすぎなくても、心地いい空間は作れるのだなと思えてくる。