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その道のプロが教えてくれた、その人らしい愛用品。 | 「 アヒルストア」オーナー・齊藤輝彦

2018/01/12

その道のプロが教えてくれた、その人らしい愛用品。 | 「 アヒルストア」オーナー・齊藤輝彦

食感度の高い人だけでなく、同業者からも注目を集めているワインバー「アヒルストア」。
店主の齊藤さんが考える“ 力のある道具”の魅力とおすすめのアイテムについてご自宅でうかがいました。

タフな機能性と「作りたい」と思わせる力

 気取らない雰囲気と確かな味で、地元客から食通の業界人まで支持されている「アヒルストア」。店主の齊藤輝彦さんが初めてプロの道具を手に入れたのは18歳の頃。「当時働いていた喫茶店と同じ中尾アルミのアルミ鍋をかっぱ橋で買いました。分厚くて性能が良いんですが、取っ手が熱くなって鍋つかみが要る。当時はそういうプロッぽさに憧れていて(笑)。でも、その取っ手がリベット打ちで取り付けられているから丈夫で壊れにくい。そういう理に適ったところも重要なんです」

 それ以来、現在も機能重視でタフな業務用に惹かれるという齊藤さんがリコメンドするのが「バーミキュラ」のオーブンポットラウンドだ。「同じ鋳物の鍋より軽く、密閉度も高くて使いやすい。白菜に塩をしてオリーブオイルを入れて蒸すだけとか、野菜を無水調理で仕上げるのに最適ですね」

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 そう話す齊藤さんが道具選びで大切にしているのは「使ってみたい」と思わせる“道具そのものの力”だとか。「たとえば、最近手に入れた、土樂の福森道歩さんが作った土鍋。厚みもサイズ感も良くて、米を炊いたり定番の鍋料理にもいいですが、グラタンを作ってオーブンから直接テーブルに出したら盛り上がるだろうな、とか。面白いプレゼンテーションまで含めた料理のインスピレーションが湧いてくるプロダクトには力があると思います。そういった魅力的な道具から料理の世界が広がることもありますよ」

「土楽」の土鍋は2個使い。

「つくり手の顔が見える道具に惹かれます」と齊藤さん。

コンクリート打ち放しの無機質な空間には、センスの良いモノが散りばめられている

【profile】
齊藤輝彦(オーナーシェフ)
渋谷区富ケ谷のワインバー「アヒルストア」店主。手作りのパンとナチュラルワイン、そして共にお店を切り盛りする妹の和歌子さんと醸し出すグルーヴ感がリピーターを虜にしている

利便性が高く 無水調理に最適

「バーミキュラ」のオーブンポットラウンド

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オーブンポットラウンド(22㎝ )29,000 円/ バーミキュラコールセンター(TEL:052-353-5333)

「縁があって手に入れてから、お店で使う鋳物鍋のレギュラーメンバーとして活躍しています。塩とオリーブオイルだけで野菜をくたくたになるまで蒸す無水調理をメインに、お米を炊いたり、グリルパンとしても使えるので、利便性が高いですね」(齊藤さん)

 

▶齊藤さんが愛用する「バーミキュラ」オーブンポットラウンドはこちら

 

写真=原田教正 文=藤谷良介
photo:Kazumasa Hara text:Ryosuke Fujitani