フジフイルムのデジタルカメラ「X100f」には カメラに求めたいものが揃っていました。

カメラを選ぶ、となると、ついついスペックや機能に目がいってしまいがち。センサーサイズや画素数、開放F値がどれだけ明るいかとかアートフィルターが何種類あるか、多重露光はできるかとか――。

けれど、カメラ選びで本当に大切なことは自分が大切にしたい撮影スタイルはどんなものなのかを知り、それにぴったり合ったカメラを選択すること。「暮らし上手」な発想でいえば、かさばらないこと、二度と合わない風景やとっておきの料理を綺麗に残せることが大切だと思うのです。

今回紹介する「FUJIFILM X100F」は、そんな私たちに最適なコンパクトさと機能を持ち合わせている。レンジファインダーのカメラの魅力を、デジカメで見事に表現したこの機種。一眼に劣らぬ高画質ながら、コンデジならではのコンパクトさを追求し“パンケーキ”と称される単焦点レンズを採用している点がデイリーユースにぴったり。焦点距離固定でフレーミングに迷わないのも、料理写真には大切なことだから。

撮像素子：APS-C（23.5×15.6㎜）×X-TransCOMSⅢ／有効画素数：2430万画素
F値：F2-16 ／焦点距離：23㎜（35㎜判換算：約35㎜）
サイズ：W126.5×H74.8×D52.4㎜
質量：約469g（バッテリー・メモリーカード含む）実勢価格：121,000円
問：富士フイルム Fine Pix サポートセンター　TEL：050-3786-1060

photo：Koki Matsunaga
text：Kurashi