2018/11/23
中国の屋台では、 串に刺したラム肉にクミンなどの香辛料を混ぜたものをまぶして焼 いた串焼きが食べられるらしい。 ぜひ現地で食べてみたいストリートフードのひとつでもある。今夜も現地の味を想像しながら作る空想料理として、 この串焼きを作ってみた。少しアレンジして、 今回はひき肉バージョン。焼肉用のラム肉をフードプロセッサーで攪拌し、挽肉にした。 ここに、パクチーの茎と根のみじん切り、赤玉ねぎのみじん切り、 おろしニンニク、塩、こしょうを入れ、よく混ぜ合わせる。 これを棒状にまとめ、串に刺して、クミンシードを少々まぶし、 フライパンで焼いた。焼いている間にラム肉とクミンの焼ける香ばしい香りが漂う。 あぁ〜早く食べたい。小さなカラーピーマンがあったので、 それも一緒に焼いて付け合わせに。焼けた串は、 パクチーの葉の部分と、 ベランダ栽培しているミントと一緒に盛り付けた。今夜も乾杯、いただきます。串焼きは思ったよりジューシーで柔らかだった。 時々口の中でクミンの香りが弾けてとても楽しい。塩気もあって、 ビールが進む。あっという間に第一弾を食べてしまったので、 ビールを飲みながら、残りの串を急いで焼く事となった。
料理家村山由紀子
素材の持つ美味しさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。四季を楽しむ料理、生活を心がけながら、日々過ごしている。著書に『パンのおかず50』(実業之日本社)、『天板一枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)など。近著に『ベジヌードル』(主婦と生活社)がある。
http://murayamayukiko.com