2018/10/26
日本国内はもちろん、世界中に多くのファンをもつGLOBALの包丁。Kurashiでお世話になっている料理家さんの間でも人気で、本誌撮影の現場でもGLOBALの包丁は大活躍。料理のプロも認めるGLOBAL、その魅力は一体どこにあるのでしょうか? GLOBALに出合ったきっかけや使用感について、愛用者の方々に語っていただきました。
座談会に参加した愛用者のみなさま
今回集まっていただいだのは、左から尾田衣子さん、塩山奈央さん、冷水希三子さん、広沢京子さんの4人。「GLOBALの話を同じ料理家の方々と話をしたことがなかったので、今日の対談がとても楽しみです!」「GLOBALの魅力について、みんなで語り合いたいです」と、対談が始まる前から皆さん興味津々の様子。さっそく座談会スタートです!
GLOBALの包丁との出会いや日頃のお手入れについて
編集部:みなさん、GLOBALの包丁を使い始めたのはいつ頃ですか?
尾田衣子さん(以下、尾田さん):私は14年前、料理研究家として独立した際に合羽橋で3本買い揃えました。購入の決め手はブランド力。GLOBAL=切れ味が良くて高品質というイメージがあったので、迷うことなく選びました。
塩山奈央さん(以下、塩山さん):たしか10年ぐらい前、初めて自分で買った包丁がGLOBALでした。シンプルで美しい佇まいにひと目惚れしたんです。
冷水希三子さん(以下、冷水さん):私は使い始めて20年ぐらい経ちます。料理家の有元葉子さんが使っているのを雑誌で拝見して、単純に「素敵だな」と思い購入しました。
広沢京子さん(以下、広沢さん):私も20年ぐらい前、東京でひとり暮らしを始めた時に、まず購入したのがGLOBALの包丁でした。当時は料理家さんのアシスタントをしていたのですが、その頃から撮影現場などでもよくGLOBALの包丁を見かけていました。昔からプロの方々に支持されていたのですね。
編集部:GLOBALの包丁のどんなところに魅力を感じますか?
冷水さん:私は三徳とペティーナイフを愛用しているのですが、ほとんどの料理がこの2本でまかなえるところでしょうか。他のメーカーのものも持っていますが、結局この2本を使ってしまう(笑)。そのくらい使い勝手がいいんです。
塩山さん:私も他の包丁があるのに、気づくとGLOBALのペティーナイフと皮むきを使っています。ふたつとも小回りが利くので、子供のお弁当のおかずを仕込むのにも重宝するんです。ペティーナイフにかぎっては、使いすぎで原形がわからないくらい研ぎ過ぎちゃいました。それでもまだまだ使える。質実剛健な包丁です。
広沢さん:住まいが福岡県糸島市ということもあって魚をさばく機会が多く、牛刀をフル活用しています。切れ味の良さはもちろん、オールステンレスで刀身と柄の間につなぎ目がないので雑菌がたまりにくく、とても衛生的。洗った後の魚の生臭さも気になりません。
尾田さん:たしかに、柄の部分もステンレスですが、握った時に手にフィットする感じも心地よいですよね。それにシンプルで洗練されたデザインも素敵。料理するのが楽しくなります。私は料理教室を主宰しているのですが、生徒さん達にもGLOBALの包丁をすすめていますよ。
編集部:みなさん、本当に気に入っていらっしゃるのですね。ちなみに、鋼の包丁との違いは感じますか?
広沢さん:鋼の柳刃包丁を持っていますが、使ったあとは1日かけてしっかり乾かさないとすぐ錆びてしまうんです。その点、GLOBALは錆びにくく、扱いも簡単。日常使いするのにぴったりだなと感じます。
尾田さん:しかも、GLOBALはステンレスの中でも硬めの素材を採用しているんですよね? だから切れ味の良さも納得です。それに、教室や仕事で包丁を使うことが多いので、耐久性が良いのも嬉しいです。
編集部:切れ味といえば、GLOBALの刃は「はまぐり型」の刃付けにして繊細な切れ味とふわっとした刃離れを追求していますが、その点は実感されていますか?
冷水さん:そうですね。野菜から肉、魚まで、ストレスなく切ることができます。先日、ひたすら栗の皮をむいたときは、さすがに疲れましたが(笑)。
塩山さん:野菜の皮むきもあっという間にできてしまいます。シャープな切れ味でありながら、刃離れが優しいのは、はまぐり刃のおかげだったのですね。刃離れにまでこだわっていたとは……職人さん達に脱帽です。
編集部:日頃のメンテナンスはどのようにされていますか?
塩山さん:昔は砥石で丁寧に研いでいましたが、なかなかうまく研げず、今は簡易のシャープナーで気づいた時に研いています。
尾田さん:私も、以前は専門業者に研ぎ直してもらっていましたが、最近はシャープナーでの日常的なメンテナンスで済ませています。
広沢さん:私は砥石がメインです。ただ、素人なのでうまく研げているか心配になってしまいます。たしかGLOBALには刃付け職人による研ぎ直しサービスがあるのですよね? 機会を見つけてお願いしてみようかしら……。
冷水さん:以前お願いしたことがありますよ。やっぱりプロの方に研ぎ直してもらうと、その後の切れ味は抜群! 定期的に研ぎ直してもらうのが理想ですよね。私は旅行に行く前などに研ぎ直しをお願いしています。
GLOBALとGLOBAL-ISTの切り比べ
1983年に新潟県燕市で誕生し、以来欧米をはじめ世界のシェフからも愛されるGLOBALの包丁。発売から30年経った2016年、あらたにGLOBAL–ISTと呼ばれる日本向けシリーズが仲間入りしました。
GLOBAL–ISTの最大の特徴は、鋭い切れ味と耐久性に優れた刃付け(エクストラエッジ)を採用していること。また、万能包丁一本ですべての調理をまかなうのではなく、食材や調理法に適した洋包丁4種、和包丁2種をシリーズで展開。これら6本を使い分ければ、家庭でも本格的な料理を楽しむことができるのです! はたしてその使い心地は? みなさんに切れ味を試してもらうことにしました。
塩山さん:GLOBALとGLOBAL-IST。同じ種類の包丁でも、刃先や持ち手の形状が微妙に違うのですね。
尾田さん:GLOBAL の柄は黒いドットに対して、GLOBAL-ISTはシルバーのドット。爽やかな印象を受けます。
冷水さん:GLOBALとは違い、柄と刃の間に適度な段差が付いているので、峰に人差し指を添えやすいですね。これなら刃渡りの長さを意識することなく、切っ先を自由に使えます。肉の塊も切りやすそう。
広沢さん:万能(19cm)、小型(15cm)、皮むき(8cm)、パン切り(20cm)、小出刃(12cm)、柳刃(24cm)の全6種類。どれもスタイリッシュな上に、形状が特徴的で、メーカーの強いこだわりを感じさせます
編集部:切れ味はいかがですか?
冷水さん:トマトが気持ちいいくらいよく切れる! GLOBALの切れ味が「ふわっ」としていたのに対し、GLOBAL-ISTは「すーっ」と切れる感じ? より繊細な印象です。
広沢さん:パン切りで食パンを切ってみます。(パンを切りながら)これはすごい! 滑らかな切れ味で、パンくずも出ないほどよく切れます。ハードタイプはもちろん、ソフトタイプのパンも難なく切れますね。サンドウィッチを撮影する時は、パン切りだと断面がつぶれてしまうので、別の包丁を使っていましたが、これなら、本当に綺麗に切れます。
塩山さん:皮むきはGLOBALより若干軽いのですね? じゃがいもの皮をむいてみたのですが、スルスルと皮がむけます。軽いので手も疲れません。ずーっと何かを切っていたくなるような、快適な使い心地です。
尾田さん:柳刃で刺身の代わりにこんにゃくを切ってみたのですが、驚くほどよく切れます。小出刃も柄がしっかり握り込めるので、魚介をさばくのも簡単ですね。
6種類の包丁を使って試し切りを終えた料理家のみなさん。「今持っているGLOBALの包丁だけで十分だと思っていましたが、実際に使ってみるとGLOBAL-ISTも捨てがたい! まずは皮むきを買い替えようかしら」「柳刃にひと目惚れしました。近々購入します!」などと大盛り上がり。ますますGLOBALの虜になってしまったようです。
みなさま、座談会にご参加いただきありがとうございました。
文:長谷部美佐 写真:加藤史人
アンケートにお答えいただいた方にGLOBALの包丁を切り比べられる料理教室をプレゼント!
■日時:2018年12月2日(日)
(午前)10:00〜12:30 (午後)14:00〜16:30
■会場:グリル&ダイニング用賀倶楽部 2階個室
(東京都世田谷区玉川台2-17-16)
■参加人数:各回10名
■参加費:¥3,000円(税込)※有料となります
■講師:尾田衣子さん
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