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「カラダごはん ゴーヤと甘長とうがらしの肉詰めチヂミ」コウ静子

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2018/09/06

「カラダごはん ゴーヤと甘長とうがらしの肉詰めチヂミ」コウ静子

9月に入り、朝夕少し過ごしやすくなりましたが、日中は強い日差しが照りつける真夏の様な暑さが続いています。
長く厳しい夏に身体は疲れぎみです。肉には気と血を補い、体力を回復してくれる作用があります。
ひき肉なら火の通りが早く、調理に負担がかからないでしょう。
身体の熱を取り、暑気あたりを改善してくれるゴーヤと合わせ、暑さ疲れを癒す一皿に。
牛ひき肉をしょうゆ、酒、砂糖、ごま、ごま油、少量のおろしにんにくで調味し、肉だねを作ります。
ゴーヤは1cm厚さの輪切りにして種を除いて小麦粉をふり、肉だねを詰め、全体に薄く小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせてごま油で焼きます。
甘長唐辛子は縦に切り込みを入れて肉だねを詰め、小麦粉をまぶして同様に焼きます。
ゴーヤや甘長唐辛子の大きさによって、肉だねが少し残りますので、残った肉だねは小さく丸めて小麦粉、溶き卵の順に衣を付けて
フライパンに入れ、転がしながら焼くと、可愛らしい肉団子のチヂミになります。
白露も過ぎましたが、まだまだ身体は潤いを求めているようです。
名残の夏野菜で楽しみながら養生しましょう。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。