FOOD & RECIPE

「わたしの晩酌」vol.18 村山由紀子

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2018/04/13

「わたしの晩酌」vol.18 村山由紀子

魚屋さんで売られていた切り身の「しまあじ」。脂ののりかたや、ピンクがかった乳白色の身の綺麗さに惹かれて購入。
今日はこちらを使ってカルパッチョを作った。
身は薄めのそぎ切りにし、皿に並べる。塩を全体にふった後に、薄い輪切りにしたミョウガと、紫キャベツのスプラウト、酸味のアクセントとしてカボスを添えて。最後にオリーブオイルを少々ふりかけた。
棒状に切って焼いたガーリックトーストもつけていただきます。
普通のアジと比べて身も大きくしっかりとしたシマアジ。上品でクセもなく、食べやすい。思った通り脂も程よくのっていて、一緒に飲んだスパークリングワインともよく合う。あっと言う前に夫とふたりでそれぞれのお皿を食べてしまった。
冷蔵庫に切り身が残っていたので、2皿目は少ししょうゆをたらしていただいた。オリーブオイルと醤油の組み合わせも最高で、しまあじを満喫できた夜だった。

村山由紀子

料理家村山由紀子

素材の持つ美味しさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。四季を楽しむ料理、生活を心がけながら、日々過ごしている。著書に『パンのおかず50』(実業之日本社)、『天板一枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)など。近著に『ベジヌードル』(主婦と生活社)がある。
http://murayamayukiko.com