FOOD & RECIPE

「カラダごはん」vol.16 コウ静子

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2018/04/05

「カラダごはん」vol.16 コウ静子

「肝を養う軽やかな春にんじんのポタージュ」

陰陽五行では、春になると、「肝」の働きが活発になると考えられています。
「肝」の働きが 強くなると、「肝」と関係の深い自律神経のバランスが崩れがちに。また、春は変化の多い季節。情緒が不安定になりがちです。
気持ちが高ぶって不眠になったり、頭痛やイライラなど上の方の不調が起こります。
にんじんは肝の働きを高める食材。
春の揺らぎに春の甘く柔らかいにんじんを取り入れます。
にんじんと玉ねぎを炒めて水を注いで煮、にんじんが柔らかくなったら豆乳とごはんを加えてミキサーにかけてポタージュ状にし、塩で調味します。
ごはんを加えることで優しい甘味ととろみが出ます。春のスープは生クリームなどを使わず、体に優しく軽やかに。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。