2018/03/07
陽射しはすっかり春めいて、気持ちがウキウキと弾む3月がやってきました。春になるとイチゴを使ったケーキが食べたくなるのは私だけではないはず。私は小さい頃、そこまでイチゴが好きでありませんでした。酸っぱくて、練乳をたっぷりかけないと食べられない果物という認識。ある程度成長してから、その酸味と甘みとのバランスが美味しいと思うようになりましたが。
4歳の娘の成長過程を振り返ると、イチゴは早い段階からよく食べる果物で「この子は酸味好きなのかしら?」と思っていましたが、3歳くらいまでミカンやキウイフルーツを「酸っぱい!」と言って食べることができませんでした。イチゴは、小さな子でも自分の手で摘めること、適度な大きさ、香り、そしてあの可愛らしい形と目を引く色が子供達にとって魅力的なのかなと感じています。
今日のおやつはバニラ香るカスタードクリームを敷き詰めたイチゴのダコワーズケーキ。娘も大好きなケーキのひとつ、酸味と甘みを楽しめる春のケーキをいただきます。
藤吉陽子
『O-kitchen』主宰。カフェ勤務などを経て、デザイン、イラスト、工作作品を手がける夫のto-kichiと、お菓子の企画、製造、販売を行う。”ちょっぴりの幸せ”を感じられる、シンプルで丁寧なお菓子づくりを目指している