2018/03/12
佐賀県の豊かな大地の栄養をたっぷりとそのカラダに染み込ませ、すくすくと育つ食材たち。地産の素晴らしさを堪能できるメニューを、2名の料理家さんにご提案いただきました。
県南部から東部に広がる佐賀平野、北の天山・脊振山系、玄界灘や上場台地と、自然に恵まれた佐賀県。有明海にも面しており、1年を 通して様々な食材が生産されている。ここで生まれる食材たちは魅力溢れるものばかり。温暖な気候と豊かな土壌で育まれる「さがほのか」、高級黒毛和牛で知られる「佐賀牛®」、栄養豊かな有明海で採れる「佐賀海苔®有明海一番」など、品質の高さは全国的にも支持されている。
また、佐賀県産食材が注目される理由は、味や環境の良さだけではない。生産者の食材にかける情熱や丁寧な仕事の数々、より良いものを生みだす心意気にある。食材の美味しさを多くの人に伝えるため、日々研究と努力を重ねるからこそ佐賀県産ブランドのクオリティは信頼も厚い。産地を選ぶことで食卓はもっと豊かに。食材のストーリーも味わいつつ、食事を楽しんでみて。
レシピ
【 材料 】2人分
緑茶[濃いめ](うれしの茶)…500㎖
鶏肉…½枚(約150g)
(A)酒…小さじ2
(A)塩…少々
こねぎ…3~4本
ショウガ…少々
(B) 酒…大さじ1
(B) 塩…小さじ¼
(B) 醤油…小さじ1
ご飯[炊いたもの](さがびより)
…多めに1膳(約200g)
たまご…1個
ごま油、黒こしょう…適量
【 作り方 】
1 緑茶を濃いめにいれる。(茶葉は取り除く)
2 鶏肉はひとくち大に切りAを揉み込む。こねぎは斜め薄切りにし、ショウガは皮をむき千切りにする。
3 鍋に1を入れ、煮立ったら鶏肉をいれる。アクを除き、Bをいれる。
4 ご飯をいれ、中火にかける。3分ほど温め、溶き卵を加える。
5 味をみて足りなければ塩(分量外)で整える。火を止め、こねぎを散らす。
6 お好みでごま油、黒こしょうを加える。
今回使用した佐賀県産食材
さがびより
米どころとして有名な佐賀から平成21年にデビューした米。甘味、香り、つやが良い。
うれしの茶
香りが高い茶葉。製造工程終盤で茶葉が勾玉状になることから、玉緑茶とも呼ばれる。
【profile】
柚木さとみ
料理家、カフェプランナー、フードコーディネーター。料理教室『さときっちん』主宰。旬の食材を生かした、暮らしに馴染むレシピが人気。雑誌、書籍、TVなど幅広く活動。
http://satokitchen.com