2017/11/16
「冬野菜の蒸籠蒸し」
11月も半ばを過ぎ、いよいよ冬へと向かいます。この時期になると会いたい人の顔が次々浮かび、ごはん会で忙しい毎日。普段の食事でも集いの料理でも心がけていることの一つが、味付けしない野菜を一皿用意すること。キリッと塩味が効いていたり、オイリーで濃厚な肉料理などはお酒も進み心踊りますが、全てのお料理がしっかり味だと、食べ疲れして、身体が重だるくなることも。蒸し野菜は様々な味わいや食感があり、それだけで楽しい一皿です。野菜の形や色合いが食卓を華やかにしてくれます。
料理研究家コウ静子
料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。