2019/01/29
あまりの寒さに家にこもりがちなこの季節。恋しくなるのが“鍋”!
寒い日に、湯気が上がる熱々の鍋を囲むのはこの上ない幸せですよね。
鍋は、普段の食卓だけでなくホームパーティでも大活躍するメニューです。材料を入れたらあとはできあがるのを待つだけという手軽さは、おもてなし初心者にもおすすめです。せっかくパーティをするならいつもより少し特別な鍋にしてみませんか?
今回は、鍋パーティを成功させるための3つのコツをご紹介します。歓声が上がること、間違いなしですよ!
鍋パーティを成功させる3つの心得
1、盛り付けを美しく!
ホームパーティで最初に目に飛び込んでくるのが、ざるやバットに盛り付けられた鍋の具材。野菜は、大きなものから順に盛るのがコツ。肉も、トレイから出して食べやすく盛り直しましょう。
<肉の盛り付け方>
2種類の肉を鍋に入れる時は、間に彩りの三つ葉やセリで仕切りをすると◎。
しゃぶしゃぶ用の肉は、一枚ずつ丸めて盛れば、取りやすくなります。
2、タレをいくつか用意する
常に新鮮な気持ちで鍋を味わうには、タレで変化を付けましょう。オーソドックスなポン酢やごまダレに加えて、香菜ダレなどの変化球も用意すると、盛り上がります。
【A】香草ダレの作り方
香草(1束)は茎ごとみじん切りにする。塩(小さじ1)、砂糖(小さじ2)、レモン汁(1/2個分)、ナンプラー(大さじ2)、Exvオリーブ油(大さじ2)とともによく混ぜる
【B】ココナッツダレの作り方
ココナッツフレーク(細かいタイプのもの・大さじ1 1/2)、酢(大さじ3)、醤油(大さじ2)、砂糖(小さじ2)、ラー油(あれば具材入りのもの・小さじ1/2~1)をよく混ぜる。30分ほどおいて完成
3、〆で再び盛り上げる
パーティも終盤に差し掛かってきたころ、再び盛り上げるには、〆の工夫が大切! 〆には、麺だけでなく、パスタやパン、お餅などの、変わりダネもおすすめですよ。
<〆におすすめの食材>
1 【パン】トマトやチーズなどを加えて洋風に変化させた鍋は、パンと好相性。
2 【中華麺】そのまま鍋に加えるだけの手軽さが◎。すぐに軟らかくなるのも嬉しい。
3 【パスタ】鍋にお湯を足して、鍋の中で直接ゆでるのがおすすめ。カッペリーニなど細めの麺なら、すぐにゆで上がるので便利です。
4 【春雨】熱湯で戻してから鍋に加える。ヘルシーながら、食べ応え十分な食材です!
5 【餅】そのまま入れても、焼いてから入れてもどちらでもOK。さらに、油で揚げてから加えるとコクがUPして絶品です!
豚しゃぶ鍋
[ 材料 ] 4人分
・豚しゃぶしゃぶ用肉…200g
・鶏モモ肉…200g
・三つ葉…適量
・春菊…1束
・白菜…1/8個
・きのこ(しめじ・しいたけ・えのきなどお好みで)…150g
・木綿豆腐…1丁
・昆布…10㎝分
・水…適量
[ 作り方 ]
1. 鶏肉はひと口大に切る。大皿に豚しゃぶしゃぶ用肉と鶏肉を盛り付ける。三つ葉を肉を仕切るように盛り付ける。
2. 春菊・白菜は5㎝長さに切り、しいたけは半分に切る。しめじ・えのきはいしづきをとって小房に分けておく。豆腐は8等分に切る。すべての具をざるに盛る。
3. 鍋に昆布と水を八分目まで入れ、弱火にかける。沸騰直前になったら具材をバランスよく鍋に入れていく。一度蓋をして5分ほど煮たら、煮えたものからいただく。
いかがでしたでしたか? 普段何気なく作っていた鍋も盛り付け方の工夫次第で、見た目も華やかなおもてなし鍋に仕上がります。色合いや食材のバランスを意識しながら作ってみてくださいね! もちろん、タレや〆の食材を楽しんでみるのも鍋の醍醐味。鍋シーズン中にぜひいろいろな組み合わせをトライしてみてはいかがでしょうか?
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料理家江端久美子
料理家・フードコーディネーター。『mado-foodstudio』主宰。山梨県を拠点にパン・料理教室を開催している。雑誌や書籍でも活躍する他、オリジナルの調理器具の企画も行う。