2014/10/27
冬至に向けて、だんだんと夜の時間が長くなる秋の夜。
この季節は、窓を開け、虫の声を聞きながら、ゆっくりと過ごす時間が似合う。
そして、そんな時間を楽しむおともとなってくれるのが、秋から冬にかけて旬を迎える、果物の保存食。
さまざまな果物の中から、今回ご紹介するのは、みかんのお酒。
みかんを砂糖とお酒に漬け込むだけで簡単に作れ、見た目もかわいく、そして1カ月間、楽しめるのが嬉しいところ。
紅茶やお湯で割ってホットで楽しむもよし、ソーダやジュースで割って楽しむもよし……。
みかんのお酒片手に、秋の夜を、存分に味わおう。
みかんのお酒の作り方
みかんを氷砂糖とともに保存ビンに入れるだけなので、
誰にでも失敗なく、簡単に作ることができる。
見た目も素敵なので、インテリアのアクセントにも!
みかんのお酒
[ 材料 ] 作りやすい分量
みかん…500g
レモン…1個
氷砂糖…150g
ウォッカ…3カップ
[ 作り方 ]
1、みかんは皮をむき、白い筋をきれいに取る。レモンは白い部分の皮までむき、横4等分の輪切りにする。
2、1を氷砂糖とともに、消毒した保存ビンに入れウォッカを注ぎ入れる。
※3~4週間後から飲める。1カ月ほどで飲みきる
美味しい2つの楽しみ方
みかんのお酒は、さまざまにアレンジできるのも嬉しいところ。
ここでは、特におすすめの2つの楽しみ方をご紹介!
秋の夜長のリラックスタイムにどうぞ。
1、爽やかなソーダ割りを気分転換に
ソーダ、みかん、カルピスの層が
美しいハーモニーを生み出すカルピスソーダ割り。
カルピスとみかんは黄金の組み合わせ。
デザート感覚で、混ぜながらいただこう。
みかん酒+カルピス+ソーダ
[ 材料 ] 1人分
【A】
みかんのお酒…大さじ1
みかんのお酒のみかん…1個
カルピス…30cc
ソーダ、ミント、氷…適量
[ 作り方 ]
1、グラスに氷を入れて、カルピスを底に沈める。【A】はミキサーで撹拌しておく。
2、長めのスプーンをグラスに入れ、スプーン伝いに 1 の【A】を静かに沈め、ソーダを注ぎ、ミントを飾る。
2、温かいみかん酒紅茶を読書のおともに
夜の読書のおともには、みかんのお酒を紅茶で割って、ホットで楽しもう。紅茶とみかんの爽やかさを、はちみつが上品にまとめてくれる。
ふんわり漂う甘い香りで、心も身体もリラックス!
みかん酒+紅茶+はちみつ
[ 材料 ] 1人分
みかんのお酒…30cc
紅茶…120cc
はちみつ…適量
シナモンスティック(あれば)…1本
[ 作り方 ]
1、紅茶を濃いめに淹れて蒸らしておく。カップにみかんのお酒を入れておく。
2、紅茶が抽出されたら、カップに注ぎ、はちみつをたらしてシナモンスティックでかき混ぜていただく。
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料理家スズキエミ
宮城県生まれ。レストランやカフェ勤務を経て、料理家として独立。料理教室『暦ごはんの会』を主宰。素材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『季節の保存食とレシピ』(家の光協会)、『スズキエミさんのいただく野菜』(主婦の友社)などがある。