2016/11/25
冬は和食が恋しく……なりませんか? 余宮隆さんの器には、リンゴで炊いた角煮とカブを菊花に切った甘酒なます。これからどんどん出てくる赤いカブを一緒に漬けると、ほんのりピンクに。長崎の30センチくらいの長ーい“なすび”を焼くと翡翠色でふわふわになって、焼きナスが上等な1品に。これには枯れた草原のようなナチュールの白ワインにしよう。寒くなります、みなさま、食べて、身体の中からあったかくして、お過ごしください。
料理家山脇りこ
料理家。代官山で料理教室『リコズキッチン』を主宰。引き算の美学が生きた、シンプルな家庭料理を提案している。著書は『今日も明日も ごきげんカレー』(小学館)など多数。