2018/11/12
あの時着ていた想い出の服。自分らしいこだわりや忘れられないストーリーを持つアイテムを、『HEIGHTS』オーナー、「YORK.」代表の山藤陽子さんに教えていただきました。『HEIGHTS 』では、山藤さんが気持ちいいと感じるものだけをセレクトしています。その確固たる軸は、自分が身に纏うものを選ぶ時も変わらないそうです。そんな山藤さんのスタイルが、アイテムを選ぶ際のお手本になるかもしれません。
身体と心が喜ぶ、クローゼットに残るのはそんなひと品
南青山にてヴィンテージマンションの一室にアポイント制サロン『HEIGHTS』を営む、山藤陽子さん。お店には、山藤さんが実際に使ってみて「気持ちいい」と本当に感じたものだけを、衣食住ジャンル問わずセレクトしている。自分が本当にいいと感じたものだけをセレクトしているので、お店に並ぶものと私物は同じ。
「肌に触れて心地良い、美しさに目が喜ぶ、食べると美味しい、香ると落ち着く……、五感がいかに気持ちいいと感じるか。そこだけは揺るがず、ものを選んでいます」
気持ちいいことを大切にする山藤さんのワードローブは、圧倒的にシルクとオーガニックコットンが占めている。
「若いころは、シルクは余裕がないと着られないんじゃ……なんて思っていました。でも、歳を重ねると肌感覚が変わるということを、身をもって実感したんです。心地よさと同時に、違和感も敏感に感じるようになり、肌が喜ぶ素材を自然と手に取る機会が増えていきました」
肌が喜ぶというシルク素材のコートとパンツは『urrya』のもの。日常はもちろん、旅の時にも欠かせない。
「『urrya』のデザイナーさんには、お店に来ていただいてお客さんとして出会ったんです。とっても気持ちがいい素材で、家で洗濯ができ、シックな色合い、美しいデザイン、に惚れ込み、お店でもプライベートでも愛用しています。出張など移動が多いのですが、旅先でシャワーを浴びる時にデリケート素材用の洗剤でささっと手洗いして干しておくだけで、翌朝には乾いていてシワもつかないので、とても便利。インナーに着ているカップ付きキャミソールは、『COCOONA S K INWEAR』。これもシルク素材です。着心地だけでなく、シルクは美肌効果もありますし、このブランドはデザインがとても女性らしくてセクシー。シンプルで上質、でも官能的な部分があるものが好きなので、この2ブランドはずっと着続けていくと思います」
五感が喜ぶ服、誰もが手に取らずにはいられないはず。
SILK LINGERIE
身体に直接触れる下着こそ、素材にこだわりたい。でも、機能性や美しいデザインも欲しい。そんな気持ちをすべて満足させてくれる「COCOONA SKINWEAR」。下着はすべてこれに切り替えました。
1)ペチキュロット7,000円、2)ブラジャー4,900 円、
3)パデッドキャミソール8,500円/HEIGHTS
※後編に続く
【Profile】
山藤陽子さん:YORK.代表。ライフスタイルコーディネーター。SCENT Designer。「気持ちいいこと」をテーマにセレクト、ブランドコンサルティング、商品企画開発、空間演出の調香も手がける。2019年2月にYORK.オリジナルのラウンジウェア&パフュームを発売予定。http://york-tokyo.com/
問:HEIGHTS TEL:03-6427-2401(10:00~18:00)