2019/06/27
心も体もほっこり温まるスープは食卓の定番。でも、市販のコンソメと野菜を煮込むだけ…など、マンネリ化している人も多いのでは? そんな悩める人におすすめしたいのが、自然な旨味たっぷりのスープストックです。
今回は、数あるスープストックのなかから、ベーシックな鶏肉のスープストック(鶏手羽肉の蒸し煮)をご紹介。
作り方はとってもシンプル。旨味の詰まった鶏手羽を、少ない水分で蒸し煮にするだけ。ダシはもちろん、肉も美味しくいただけるので、まるごとスープに入れたり、ほぐして使ったりと、使い方はアイデア次第!
基本の作り方をマスターしたら、まずは鶏手羽のベトナム風スープにチャレンジしてみてはいかが?
鶏手羽肉の蒸し煮
【材料】(作りやすい分量)
鶏手羽肉…10本
長ねぎ(青い部分)…1本分
ショウガ…1片
塩…小さじ1/2
酒…大さじ1
水…1カップ
【作り方】
1. 鍋に材料をすべて入れ、中火にかける。
2. 沸騰したら弱火にしてアクを取る。
3. 蓋をして、12分ほど蒸し煮にする。
4. 長ねぎやショウガ、煮汁と共に保存容器へ移し入れ、冷めてから冷蔵庫や冷凍庫で保存する。
(鶏手羽肉の蒸し煮の活用例!)鶏手羽のベトナム風スープ
【材料】(2人分)
鶏手羽の蒸し煮…5本
鶏手羽の蒸し煮の煮汁…大さじ2
キャベツ…1/8個
クレソン…1/2束
大葉…3枚
水…2カップ
塩…小さじ1/2
ナンプラー…小さじ2
ごま油、こしょう…各少々
レモンの薄切り…5cm幅2枚
【作り方】
1. 鶏手羽肉は手でほぐしておく。キャベツ、クレソンはザク切りに、大葉は手で大きくちぎっておく。
2. 鍋に1でほぐした後の骨、煮汁、水を入れて中火にかける。沸騰したら骨を取り出して火を少し弱め、1のほぐした肉、キャベツ、塩を加える。
3. 3分ほど煮たらナンプラーを加えて一煮立ちさせ、ごま油、こしょうを加える。
4. 器に盛り付け、クレソン、大葉、レモンをのせる。
鶏手羽肉の蒸し煮は、冷蔵で5日、冷凍で2週間保存可能。
冷えると煮汁が煮こごりのように固まりますが、スープを作る際はそのまま使ってOK。肉が煮汁でひたひたにならない時は早めに使い切りましょう。蒸し煮にした鶏肉は、ほぐしてサラダやサンドイッチの具に。水分を拭き取り、片栗粉をまぶして唐揚げにするのもおすすめです。
出典:「暮らし上手のおうちごはん」
監修:瀬戸口しおり
文:長谷部美佐