「わたしの晩酌 ソーセージ、豚肩ロース、レンズ豆の煮込み」村山由紀子
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2018/10/12
肌寒くなってくるとよく作る「塩豚」。今日はこちらを使ってワインに合いそうな一皿を。
塩豚の部位は、豚バラ肉でも、豚肩ロース肉でも。その時の気分や、売られている肉を実際に見てから決めることが多い。肉の重さの3パーセントの塩を肉全体に手で馴染ませ、こしょうを少々ふって冷蔵庫へ。2~3日寝かせると旨味が出て美味しくなる。塊をそのまま野菜などと一緒に煮込んでポトフにしたり、細かく切ってスープにしたり、薄切りにして焼いても良い。
今回は、大きく切った玉ねぎ、ローリエ、赤唐辛子、ブラックペッパーと一緒にコトコト煮込んだ。水と少し白ワインを入れて。1時間ほど煮込んだら、レンズ豆とソーセージを加え、さらに30分ほど煮込んで出来上がり。
ただ煮ただけだけど、素材の旨味が凝縮されている。
こういう料理はこれからも作り続けたいと思う。
料理家村山由紀子
素材の持つ美味しさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。四季を楽しむ料理、生活を心がけながら、日々過ごしている。著書に『パンのおかず50』(実業之日本社)、『天板一枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)など。近著に『ベジヌードル』(主婦と生活社)がある。
http://murayamayukiko.com