2018/04/27
今月は数件のケータリング仕事があった。基本的には受けていないのだけど、日頃からお世話になっている友人や知人に頼まれたら断れない(笑)
ケータリングは、冷めても美味しく食べられるもの、乾燥に強いものなどを求められるシーンが多い。そんな中、最近一番人気だったのが「新ごぼうのアジア風つくね」。
鶏挽肉、新ごぼうのささがき、卵、片栗粉、ナンプラー、おろしニンニクとしょうが、そして風味の要となるコブミカンの葉のみじん切り、この材料をすべて混ぜ合わせて、団子状にまとめて焼く。焼いたつくねは一旦取り出し、フライパンに酒、砂糖、ナンプラー、少し醤油も加えて、少し煮詰めて甘辛ダレにする。これと焼いたつくねを絡ませて出来上がり。
冷めても美味しく、肉の脂とタレのコーティングで乾燥にも強い。きっとお弁当にも良いだろう。
今日は、自分用に改めて作ってみた。ライムとミント、赤玉ねぎも添えて、よりアジアっぽく。やはりコブミカンの葉の効果か、柑橘系の爽やかな香りが良い仕事をしていると思う。新ごぼうの優しい食感と香りともケンカすることなく仕上がった。
次は違う食材と合わせてつくねを作ってみようと思う。
料理家村山由紀子
素材の持つ美味しさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。四季を楽しむ料理、生活を心がけながら、日々過ごしている。著書に『パンのおかず50』(実業之日本社)、『天板一枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)など。近著に『ベジヌードル』(主婦と生活社)がある。
http://murayamayukiko.com