2018/04/10
ついこの間まで桜の開花を喜んでいたのに、
東京は桜が散り、本格的な春がだんだんと夏に向かい始めているのを感じる。
とはいってもまだ4月は始まったばかり。
毎年4月はなんとなく、やってみたことのなかった新しいことを始めたくなる季節だ。
だから今日は、いつもささっと作ってしまうパスタを
じっくり手間をかけて作ってみることにした。
パスタの主役は春野菜の王様、「ふきのとう」。
外の皮を一枚はがし、水に浸す。
濁ってきたらまた新しい水にとりかえる。
たっぷりのお湯に塩を入れて数分茹で、2時間ほど冷水にさらす。
ここまでの下処理、実は初めての経験。
水気を切って、天ぷら粉をつけたら180度の油でシュワっと花を咲かせるように揚げたら、最後にひとつまみの塩をふる。
アサリの出汁が効いたミルクパスタは私の定番。
そこに今日はふきのとうを添えて春らしさをプラスしてみた。
可憐な一輪の花のような佇まい。その存在感がなんとも春らしい。
見た目によらず、独特の苦みが特徴のふきのとう。
この大人の味も下処理も、慣れるまでまだまだ修行が必要みたい。
スタイリング:木村遥
暮らし上手のたまごさん関沢愛美
レシピ動画の制作会社と料理家のアシスタントをしながら、料理の勉強に励む日々。明るく前向きな性格で、暮らし上手のたまごさんメンバーの元気印。