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LIFESTYLE

あの人の大好きな朝ごはんと、 一日の始め方

2018/04/09

あの人の大好きな朝ごはんと、 一日の始め方

あわただしい朝の時間でも、朝ごはんはきちんと食べたいもの。

時間をかけなくても、ちょっとした工夫で、バランスのとれた朝ご飯を用意できるんです。

毎日の朝ごはんが楽しみ! という5人の暮らし上手さんに伺った、
1 日を始めるのにふさわしい、大好きな定番の朝食メニューとは?

しっかりと和の朝ごはん

定番の和食朝ごはんは、お弁当にも変身%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad7

森家の定番の味はごはん、味噌汁、卵焼き、3品の常備菜。洋食の日もあるけれど、和食の日は、一つひとつの工程を大切に丁寧につくられたメニューが並ぶ。

「息子が7時半には家を出るので、朝は戦争( 笑)。家族の朝ごはんの準備と同時進行で、自分と息子の分のお弁当も用意しなければならないので、朝ごはんとお弁当を一緒に作っています」。

お弁当用に新たなおかずをつくるのではなく、朝ごはんのおかずをスライドすることも。
家族への思いが、温かい食卓を作る。

 

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【森かおる】
京都・山崎で料理教室と生活雑貨の店『Relish』を主宰。料理教室では“作って嬉しい毎日のごはん”をテーマにレッスンを行う。近著は『やさしいおだしの教室』(光村推古書院)。http://www.relish-style.com

自家製パンとジャム

自家製パンとジャムの組み合わせを楽しむ!%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad6

「自家製パンとジャム、グラノーラ、ヨーグルト、季節の野菜、フルーツが我が家の朝ごはんの定番です」。

朝ごはんはほぼパン食で、5〜6種類ほどを常に冷凍庫にストックしている。
食べるときは、凍ったままの状態で蒸篭で蒸す。色とりどりの野菜を一緒に蒸せば時間の短縮にもなる。
食卓には、お子さんたちも大好きだというジャムを5〜7種類を用意。>
家族全員が揃う朝だからこそ、大好きなものをたくさん並べて。家族の会話も、自然と弾む。

%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad2【森下美津子】
京都市在住。インテリアデザインの仕事を経て、料理家へ転身。パンやおやつ、ごはんの教室『Le repas de dimanche* 日曜日のごちそう』を主宰する他、ジャムや焼き菓子制作も手がける。http://dimanche.cocotte.jp

アレンジして楽しむオムレツ

毎日美味しい目覚めのオムレツ%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad3

千葉奈津絵さんの大好きな朝ごはんのメニューが、オムレツだ。
「仕事柄、家に卵とバターをきらすことはないので、オムレツを作る準備は常に万全。ソースや具材で変化をつけて楽しんでいます」。

ゆとりのある朝にはジャガイモたっぷりのスペインオムレツを。
スペイン人の知り合いに教わったレシピで、揚げ焼きにしたジャガイモをたっぷり入れて焼く。
オムレツひとつをいろいろな味で食べる楽しみは、朝の喜びをこのうえなく高めてくれる。

 

%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad5【千葉奈津絵】
パン屋や紅茶専門店の製造部門に勤務後、一人で営むおやつの店『dans la nature』をスタート。月替わりの“宅配おやつ”やショップへの焼き菓子の卸販売、書籍や映画の菓子制作も手がける。著書に『ももの木 なしの木 りんごの木』(mille books)

旨味素材のスープ

朝のスープで1 日の元気をチャージoka_0278

夜中の2時に起きてパンの仕込みを開始し、閉店までノンストップで活動する森田さん。そのパワーの源は朝ごはん。

「特に朝の野菜は欠かせません。スープにすると野菜のかさが減るので、自然とたくさん食べられますし、水分を補う意味でも朝スープはおすすめです」。

森田さんがよく使うのが、キャベツや玉ねぎ、トマトといったなじみの野菜と、塩昆布やベーコンなどすぐに旨味の出る食材。
いかに簡単に、美味しく食べられるかを考えている。

 

%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad【森田三和】
1997 年、奈良に『ミアズブレッド』をオープン。毎日食べても飽きない美味しいパンが好評を博す。パン作りのワークショップは沖縄から訪れる人もいるほど人気。著書に『ミアズブレッドのとっておきのサンドイッチのつくり方』(中央公論新社)など

頼れる魔法のスムージー

30秒で栄養補給できるスペシャルドリンク1

家族の朝ごはんを作るかたわら、庄司いずみさんが自分の朝ごはんとして作るのはスムージーだ。

「私は毎朝これだけです。野菜1種類、果物1種類のスムージーが大好き。色を同色系でそろえて、飲みたい!という色にしています」。

飲むことで、野菜と果物それぞれの栄養を、食べるよりも気軽に短時間で補給できるのがスムージーの魅力。
一般的なジュースよりも腹持ちし、朝ごはんを食べるよりも素早く消化する、いいとこ取りのドリンクだ。

 

%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%ad4【庄司いずみ】
野菜料理家。レシピ本やメディアを通して野菜料理やベジタリアン料理を紹介。代々木上原の『庄司いずみベジタブル・クッキング・スタジオ(http://shojiizumi.tokyo)』での料理教室も大人気。近著に『ひとつの野菜で作る常備菜』(世界文化社)など

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