2017/10/19
エビフライといえば、家族が喜ぶ定番中の定番メニュー。パーティやおもてなしなど、ここぞというときにバッチリ決めたい料理のひとつ。ところが、曲がってしまったり、衣がはがれてしまったりと、残念な出来になってしまうなんてこと、“たまに”ありますよね?(笑) 「今日は失敗したくない!」、「いつもより綺麗に作りたい」というときのコツを、料理研究家・近藤幸子さんに教えていただきました。
①エビがまっすぐになるよう腹側に切れ目を入れる
腹側に1cm間隔で浅く切れ目を入れた後、両手で中の筋を折るようにしながら背中側に向かって反らせて伸ばすと、まっすぐに仕上がる。
②片栗粉と塩をもみ込み汚れや臭みをとる
殻をむいたエビに片栗粉と塩をまぶしてもんでから水で洗うと、粉と一緒に汚れがキレイに落ち、エビから出る水分とともに臭みも取れる。
③小麦粉が薄く均一につくよう手で余分な粉をはたき落とす
小麦粉がつきすぎたりダマになると、卵がとれやすくなり、衣がはがれる原因に。必ず手で余分な粉をはたき、薄く均一につくようにする。
④卵はよく混ぜておき、パン粉はしっかりつける
卵は泡立て器でよく混ぜておくと、エビに卵液がうまくつく。パン粉はまぶした後、上から手できゅっと押すとまんべんなく全体につく。
⑤衣がはがれないよう揚げている間はいじらない
高温で一気に揚げるエビフライ。気になるからといって揚げている間に触ると、衣がはがれる原因になるので注意。バチバチという音が大きくなってきて、全体がキツネ色になったら揚げ上がりのサイン。音に注目して待とう。
いかがでしたか?
秘訣は単純で、いつもより、ちょっとだけ丁寧に下準備をするだけ。ぜひ試してみてくださいね!
心に残る素敵なエビフライで、どうぞよい時間を!
料理研究家近藤幸子
料理研究家。仙台の料理学校でアシスタント、講師を務めた後、料理研究家として独立。現在は東京・清澄白河にて料理教室『おいしい週末』を主宰。2児の母でもある。著書に『近藤幸子のしあわせ絵本レシピ』(白泉社)、『おいしい週末』(筑摩書房)、『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)がある。最新刊に日々のごはんづくりのアイデアを詰め込んだ『がんばりすぎないごはん』(主婦と生活社)がある。