2017/10/05
「秋の栄養ごはん」
滋養に良い食材とお米を炊き込んだごはんを韓国では「栄養ごはん」と呼びます。その名の通り、栄養豊かで心と身体に元気を与えてくれるごはんです。1年を通して食べられますが、秋を彩る木の実をふんだんに使い、瑞々しい味わいの新米を合わせ、深まる秋を楽しみ、身体を養います。栗やなつめは身体を温め、胃腸の働きを整えます。銀杏は肺を潤し、喉の不調を改善してくれると言われています。気温が下がり、空気の乾燥が気になる季節。旬の恵みを身体に取り込み、心と身体を養うごはんを。
料理研究家コウ静子
料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。