2017/07/20
「もみ菜のキムチ」
もみ菜は大根がまだ小さい時に間引いた姫大根のことで、その実はほのかな苦みがあり、葉は筋が立たず軟らかく香りが良いものです。いつも出回るものではないけれど、見つけたら必ず買い求め、キムチやスープ、炒めものなどにしていただきます。大根葉はとても味わい深く栄養豊かな食材ですが、切り落とされていることが多く、手に取ることが難しくなっています。実も葉も両方を楽しめるもみ菜で、大根の新しい美味しさを感じていただければと思います。
料理研究家コウ静子
料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。