2016/03/02
梅が咲くと、春が近づいたと感じます。
梅は”一日花”と言われ、庭などに植えた状態で楽しむことが一般的ですが、時には部屋の中でも楽しんでみませんか?
部屋に春の息吹を取り入れて、気持ちを明るくしてみましょう。
好みの花を飾ってみよう
数100種以上あると言われる梅の品種の中で、手に入りやすいのがこちら。
それぞれの花が映える場所や花器に飾ってみましょう。
1 冬至梅(とうじばい)/ピンク
愛らしさがありつつ、一重咲きで凛とした印象の冬至梅。枝の広がりを生かして、床の間など空間の広い所に置くと良い
2 冬至梅(とうじばい)/白
つぼみは赤で、花は白の冬至梅は、リビングの窓辺などに生けて清々しく。丸みのある花器と、すっとした枝で遊んで
3 寒紅梅(かんこうばい)
濃いピンクが可愛らしく目を引くので、お出迎えの花として玄関や部屋の入口へ。枝を短くして、より可憐な印象に
4 香篆梅(こうてんばい)
自由に伸びた枝が印象的。枝が目立ちすぎないよう、平面的な花器に生け、棚の上など、他に目の行くものがないところに飾るのが◎
梅で春を届けてみよう
せっかく咲いた梅の花。
こんなプレゼントをして、周りの人にも春をおすそ分けしてみましょう。
少し添えるだけで、雰囲気が出ます。
グリーンを使って花束に
たとえば、お呼ばれされた時。ブーケを持って行くと、その場が華やぎます。すっきりした姿の梅の花が引き立つよう、グリーンと合わせた花束を作って届けてみては?
ラッピングのコツ
【用意するもの】
・好みの梅(ここでは玉牡丹)
・好みのハーブ(ここではハーデンベルギア、ローズマリー、ワイルドストロベリー、フェンネル、ガマズミ)
・硫酸紙または薄紙
・麻紐
【作り方】
1.梅とハーブを束ね長さをそろえる
梅2、3本とグリーンを束にして持ち、後で生けやすい長さに切る。梅が見えるよう、グリーンの上になるように束ねておくと良い
2.ざっくりとペーパーで巻く
1で長さをそろえた梅とグリーンを、薄紙などでくるむ。持ち歩く時に花が傷まないよう、ふんわり包むのがコツ
3.麻紐で結ぶ
2で包んだペーパーがつぶれないよう、根本側を紐で結ぶ。麻などのシンプルな紐で、花と雰囲気を合わせて
お菓子に添えて
来客時など、お菓子を出す時に、皿に添えて。皿とお菓子、梅の花の3色の統一感を楽しめる。花が小さいので、可愛らしくなりすぎずバランスも良い
手紙に添えて
手紙を書いたら、封筒の中に梅の花を一枝忍ばせてみては? もらった人が封を開けた時、ほのかに梅の香りが漂い、風流な趣きを演出できる
こんな贈り方も
お酒とともに
男性的なイメージのあるお酒を贈る時も、さらしでくるんで梅を一枝挿すだけで、柔らかさをプラスできる