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【017】梅の花で部屋に春を取り入れよう

2016/03/02

【017】梅の花で部屋に春を取り入れよう

梅が咲くと、春が近づいたと感じます。
梅は”一日花”と言われ、庭などに植えた状態で楽しむことが一般的ですが、時には部屋の中でも楽しんでみませんか?
部屋に春の息吹を取り入れて、気持ちを明るくしてみましょう。

好みの花を飾ってみよう

数100種以上あると言われる梅の品種の中で、手に入りやすいのがこちら。
それぞれの花が映える場所や花器に飾ってみましょう。

1 冬至梅(とうじばい)/ピンク

愛らしさがありつつ、一重咲きで凛とした印象の冬至梅。枝の広がりを生かして、床の間など空間の広い所に置くと良い

2 冬至梅(とうじばい)/白

つぼみは赤で、花は白の冬至梅は、リビングの窓辺などに生けて清々しく。丸みのある花器と、すっとした枝で遊んで

3 寒紅梅(かんこうばい)

濃いピンクが可愛らしく目を引くので、お出迎えの花として玄関や部屋の入口へ。枝を短くして、より可憐な印象に

4 香篆梅(こうてんばい)

自由に伸びた枝が印象的。枝が目立ちすぎないよう、平面的な花器に生け、棚の上など、他に目の行くものがないところに飾るのが◎

梅で春を届けてみよう

せっかく咲いた梅の花。
こんなプレゼントをして、周りの人にも春をおすそ分けしてみましょう。
少し添えるだけで、雰囲気が出ます。

グリーンを使って花束に
たとえば、お呼ばれされた時。ブーケを持って行くと、その場が華やぎます。すっきりした姿の梅の花が引き立つよう、グリーンと合わせた花束を作って届けてみては?

ラッピングのコツ

【用意するもの】

・好みの梅(ここでは玉牡丹)
・好みのハーブ(ここではハーデンベルギア、ローズマリー、ワイルドストロベリー、フェンネル、ガマズミ)
・硫酸紙または薄紙
・麻紐

【作り方】

1.梅とハーブを束ね長さをそろえる

梅2、3本とグリーンを束にして持ち、後で生けやすい長さに切る。梅が見えるよう、グリーンの上になるように束ねておくと良い

2.ざっくりとペーパーで巻く

1で長さをそろえた梅とグリーンを、薄紙などでくるむ。持ち歩く時に花が傷まないよう、ふんわり包むのがコツ

3.麻紐で結ぶ

2で包んだペーパーがつぶれないよう、根本側を紐で結ぶ。麻などのシンプルな紐で、花と雰囲気を合わせて

 

お菓子に添えて

来客時など、お菓子を出す時に、皿に添えて。皿とお菓子、梅の花の3色の統一感を楽しめる。花が小さいので、可愛らしくなりすぎずバランスも良い

 

手紙に添えて

手紙を書いたら、封筒の中に梅の花を一枝忍ばせてみては? もらった人が封を開けた時、ほのかに梅の香りが漂い、風流な趣きを演出できる

 

こんな贈り方も

お酒とともに

男性的なイメージのあるお酒を贈る時も、さらしでくるんで梅を一枝挿すだけで、柔らかさをプラスできる

誌面では梅の楽しみ方をご紹介! 『暮らし上手のつながるお弁当』をCHECK!

現在発売中の『暮らし上手のつながるお弁当』では、他にも、梅の花の飾り方のアイデアを紹介しています。

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挿花家
谷匡子さん
「doux.ce」主宰。季節の花で花器やインテリア、空間を含めたスタイリングを行う。月に一度、季節の花の楽しみ方を提案する「open atelier」を開催中。
http://doux-ce.com/